リフォームアドバイス

暖かくて滑らない!コルクタイルのメリットとデメリット

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さて、みなさん。

永く心地よく暮らせる住まいづくりのスペシャリスト
NKプランニング株式会社(中谷工務店)中谷耕三です。

今回は、

暖かくて滑らない!コルクタイルのメリットとデメリット

と題してお話しましょう。

コルクは何からできている??

さてみなさん、
コルクと言えば何を連想されるでしょうか?

まず出てくるのは「ワインの栓」
それとも「コルクボード」
といったところでしょうか。

なかなか床材と結びつかないかと思いますが、
建材としての歴史も長いのです。

用途に合わせて選べば、心地よい環境を作れます!

コルクは、「コルク樫」という木の樹皮が原材料です。

木材や木材加工品ならば木を伐採して、
植林して何十年もかけて大きく育てますが、

コルクの場合は樹皮が約9年で再生するので、
木そのものは伐採することなく同じ木から繰り返し採取できる、
とても理にかなったエコ素材なのです。

コルクの特徴

コルクの特徴にはどんなものがあるのでしょう?

まずはなんといっても【弾力性】です。
たくさんの小さな気泡のおかげで
木材の中では群を向いて柔らかいのが特徴です。

次にあげるならば、防水性】です。

木材は水に強くありませんが、
コルクは浴室の床にも使えるほど、水に強い性質があります。

コルク床のメリット

コルクの床にする代表的なメリットをお話しましょう。

・騒音や衝撃を和らげる

特徴でも書いたように、コルクには気泡による弾力性があって、
転倒したときやモノを落とした時の
衝撃を吸収して和らげる効果があります。

騒音や振動を抑えられるので、2階や子供室に向いています。

・温度、湿度を調節してくれる

コルクの中にある小さな気泡のおかげで、
一年を通じて呼吸をします。

室内の空気を出し入れすることで、
調湿性と保温性を兼ね備えた材料と言えます。

リビングのように長く居る部屋や、
足元が冷たくならないように、脱衣室に使うのもいいですね。

・滑りにくくなる

コルクは適度な弾力のおかげで、すべりにくいのも特徴です。

足に負担が少なく、
店頭の衝撃も吸収してくれるので、

高齢者がお住いの部屋や階段、
ペットを飼われているご家庭でも
安心してお使いいただけます。

・アレルギーの対策になる

これは仕上げ方の違いや個人差もありますが、
コルクの気泡には毛羽立ちにくくホコリを抑制する働きがります。

ハウスダストやぜんそくなどのアレルギーも起こしにくい性質があります。

始めに汚れのつきにくい仕上げを選べば、
普段のお手入れも簡単になり、
ワックスがけの必要はありません。

コルク床のデメリット

コルクにも欠点があります。そのお話をします。

・傷がつきやすく、補修がやりにくい

柔らかいがゆえに、傷はつきやすくなります。
フローリング材のように補修をするのがやりにくく、
張り替えるのが前提だと思ってください。

・紫外線が当たると変色しやすい

紫外線が当たると、だんだんと白っぽく変色します。
一度変色したコルクの色はもとには戻りません。

・施工できる業者が少ない

コルクを施工できる業者が意外と少ない印象です。

打ち合わせの時にコルク床の実績があるかを、
施工業者に確認されることをお薦めします。

どんなところに使えばいい?

コルクを使った施工例を見てみましょう。

リビング・ダイニング

リビングにコルクタイルを貼った施工事例(東亜コルク株式会社ホームページより引用)

家族が集まるリビングやダイニングには、
コルクの色味と質感がとても心地よいです。

足に感じる感触は、畳にも似た心地よさがあります。

コルクには歩行音を吸収する性質があるので、
2階にある子供室などにも最適です。

浴室

浴室にコルクタイルを貼った施工事例(東亜コルク株式会社ホームページより引用)

コルクには、
磁器タイル並みの防水性があり、
浴室の床に使うことができます。

適度な弾力で歩きやすく、
滑りにくい上に保温性にも優れているので、
素足でも冷たさを感じません。

転倒したときのダメージの軽減にもなります。

すでにある磁器タイルの上からでも施工できるものもあり、
リフォームのときにも簡単に行えます。

階段

階段にコルク材を貼った施工事例(東亜コルク株式会社ホームページより引用)

住宅の階段の事故は後を絶ちません。

コルクの表面は滑りにくく、転倒を防ぎたい階段に最適です。

弾力性も相まって歩行音の軽減にも適しています。

おわりに

いかがだったでしょうか。

コルクは天然素材でありながら、
同じ木から何度も取れたり、

木材にはない柔らかさ、滑りにくさ、防水性があります。

床の素材で部屋の印象はぐんと変わります。

これからの住まいのアイデアに、加えてみてはいかがでしょうか。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

参考ホームページ:東亜コルク株式会社

 

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