住まいづくり

リノベ予算オーバーにならない伝え方と、予算オーバーを解消する3つのポイント

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さて、みなさん。

永く心地よく暮らせる住まいづくりのスペシャリスト
NKプランニング株式会社(中谷工務店)中谷耕三です。

今回は、前回
「ご予算は?」 知りたいことがずれている
に引き続き

リノベ工事での見積もりあるあるの
つづきをお話します。

・リノベ予算オーバーにならない伝え方

・予算オーバーを解消する3つのポイント

の2部構成でお届けします。

 

予算オーバーにならない予算の伝え方

業者さんに見積もりをお願いしたところ、
予算をオーバーしていて驚いた!

といった経験をお持ちのかたも
おられるのではないでしょうか?

これには見積りお願いする前段階に
ポイントがありまして。

 

前回の
「ご予算は?」 知りたいことがずれている
にも書きましたが、

業者さんが聞く予算とは、

「いくら払えますか」

ではなく、

「いくらの計画を練りましょうか」

だと理解してください。

 

このことは、
私を含めた

業界側の言葉足らず

だと反省しきりです。

 

なので皆様は、

ムリない金額
   +
譲れるもの譲れないもの(価値観)

を伝えてください。

 

それだけで、
予算オーバーになることは少なくなり、
理想の計画に繋がります。

 

予算オーバーを解消する3つのポイント

それでも、
思っていた予算よりオーバーしていたときに、
まずは何から手を付けましょうか。

やることはいたってシンプルです。


【 削る 】

しかありません。

 

では、何を削るのか?

まず目につくのは、

【 ①住宅設備の仕様 】

です。
システムキッチン・システムバスなどの
の仕様を冷静に見てみましょう。

設備のグレードや質感にこだわりますと、
金額は果てしなく上がっていきます。

 

ここで、
一瞬我に帰ってください。

「ホントにこのオプション必要?」
「なくても思ってる生活できるんじゃ?」

まさに前述した、

譲れるもの譲れないもの(価値観)

そのものです。

 

具体的には、
キッチンならば
【 扉の質感 】
です。

扉のグレードは細かく設定されており、
価格帯にも幅があります。
あえて、目移りするように作られています

たとえグレードを下げても
質感がガクンと悪くなるわけではなく、

むしろ、
天井・壁・床の材料と合わせて考える方が、
まとまりのあるひと部屋にするために大切です。

システムバスもオプションが多いです。

ジェットバスから浴室暖房乾燥機、
はたまた、
肩湯や打たせ湯までできるバスまであります。

どれも魅力的ですが、
その設備を使っているイメージを膨らませてください。

乾燥機や打たせ湯を使っている時間は?
誰が主に使ってる?

 

住宅設備の仕様は、
家族の生活習慣と直結する

ので、慎重に考えてみてください。

 

次に考えたいのは、

【 ②材料の仕様 】

でしょうか。

基本的に、無垢の木材や珪藻土など、
自然由来の材料ほど高くなります。

他にも、
お気に入りのタイルを壁一面に貼る。
好きな質感の木の板をこだわったデザインで張る。

も考えられます。

 

同時にこだわりポイントでもあるので、
譲りにくいところかと思いますが、

どうしても使いたいとなれば、

【 ここぞというところに一点使い 】

を考えてください。

 

この部屋のここに座って外をながめると、
いい感じで視界に入ってくる。
この部屋の雰囲気が好き。

なように雰囲気を決めるための一点使いにして、
使う面積を減らして減額を考えます。

 

材料で金額を左右するものに、

【 床板 】

があります。

無垢材から工業製品まで価格帯も幅広く、
面積も広くなり使う量が多くなるためです。

 

もうひとつ考えるなら、

【 ③手間代 】

です。

要は作業費のことですが、
作業にも順番があり、省ける手間はありません。

では、どう考えるか。

 

・作るデザインを、複雑なものからシンプルなデザインに変える

・イメージの合う既製品を活用する。

のふたつです。

 

まずはデザインですが、
シンプルなデザインだと作業時間が少なくなり、
結果、手間代の削減に繋がります。

凝ったデザインはワンポイントで取り入れましょう。

次に既製品の活用ですが、
最近の既製品の質感は目をみはるものがあり、
がんばって探せばお気に召すものが見つかると思います。

既製品の寸法も、
サイズオーダーに対応するものが多くみられます。

作り付けの家具をイチから作る
ような計画であったなら、
一度、既製品のサイズオーダーを検討してみてください。

 

今回のまとめ

業者さんには、
ムリない金額+譲れるもの譲れないもの(価値観)を伝える

予算オーバーしたら
・住宅設備の仕様は、生活習慣から考えて見直す

・こだわりポイントを絞り込む

・手間代を下げるにhは、既製品のサイズオーダーがオススメ

 

いかがだったでしょうか。

リノベ計画のヒントになれば幸いです。

皆さんが住まいづくりを楽しんでくれたらいいな。

と思っています。

 

 

 

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