住まいとエネルギー

【3大省エネ給湯器でエコにお得①】エコキュートのメリット・デメリットと選ぶときのポイント

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※ご注意
「エコキュートのお湯は、飲む・飲めない」
の大切なところに
説明不足を感じましたので、
2021年7月9日に、下線部を追記しております。
ご了承ください。

さて、みなさん。

永く心地よく暮らせる住まいづくりのスペシャリスト
NKプランニング株式会社(中谷工務店)中谷耕三です。

今回は、打合せの一幕から始まります。

省エネ給湯器の名前が紛らわしい

先日の打ち合わせの中で、こんなお話の一幕がありました。

「お湯を沸かすのにたくさん種類があるけど、
名前も似ていてなんだかよくわからないわよね。」

この時に話題になっていたのが、

3大省エネ給湯器

【エコキュート・エネファーム・エコジョーズ】

なのです。

確かに名前も似ていて紛らわしいですよね。

 

そこで今回から3回に分けて、

【エコキュート・エネファーム・エコジョーズ】

  • 3機種の大きな違い
  • メリット・デメリット
  • 選ぶときのポイント

についてまとめていきます。

まずは第1弾【エコキュート】
について説明します。

エコキュートとは

エコキュート(パナソニックホームページより引用)

エコキュートは、
電気を使ってお湯を沸かす給湯器です。

電気を使ってお湯を沸かすといっても、
従来の電気温水器のように
電気で熱を作ってわかすのではなく、

エコキュートは
ヒートポンプを使ってお湯を作ります。

ヒートポンプは簡単に言うと、
エアコンの室外機だと思ってください。

エアコンで部屋の空気が暖まるように、
ヒートポンプを使ってお湯を沸かします。

使うその都度お湯を作るのではなく、
電気料金の安い夜間に、
一定量のお湯を作って貯めておくのが
エコキュートの特徴です。

この仕組みのため、
エコキュートにはヒートポンプだけでなく、
お湯を貯めておくためのタンク設備
2台が並ぶことになります。

エコキュートのメリット

夜間の電気を使うため節電になる

エコキュートは夜間の安い電気を使ってお湯を作るで、
プロパンガスを使うよりも光熱費を抑えられます。

種類が豊富で選択肢が多い

エコキュートの商品には多くの種類があり、
家族構成・生活スタイルに合わせて選ぶことができます。

導入コストが比較的安い

エコキュートは、
他のエネファームやエコジョーズのシステムに比べると、
導入費用が安く済む傾向にあります。

空気を汚さず環境に配慮している

お湯をわかすのにガスを燃焼させないため、
環境に配慮した製品と言えます。

災害時にタンクの水を使うことが可能

災害時にはタンク内の水を使うことが可能なので、
トイレなどの防災時の生活水を確保できる
という点でも役に立ちます。

ただしタンクの水を、
そのままでの飲用は控えて、
沸騰させてから利用することをおすすめします。
(2021年7月9日修正)

エコキュートのデメリット

お湯を使い切るとしばらく給湯できない

エコキュートは事前にお湯を貯めておく給湯器なので、
お湯を使い切ると、しばらく給湯できません。

適切な容量を選べば日常は問題ありませんが、
親戚などが泊まることなったときなど、
急に利用者が増えるときはお湯が足りなくなることがあります。

最近のエコキュートは優秀で、
普段のお湯の使用量を学習して、
最適なお湯の量を沸かすなどの機能
どの機種もほぼ実装されています。

利用者が多くなる時は、
前日のうちに湯量の設定を切り替える必要があります。

エコキュートで作ったお湯はそのままでは飲めない

エコキュートのほとんどのメーカーの取扱説明書には

「エコキュートのお湯はそのまま飲用するのには適していない」
と明記されています。

タンク内のお湯は空気に触れず、
高温に沸き上げられてほとんど滅菌状態となります。

しかし、
長期の利用による水道水の中に含まれる不純物が、
エコキュートの貯湯タンク内に
付着や沈殿をしている可能性があります。
(2021年7月9日追記)

その貯湯タンクにお湯が貯まったままになるので、
衛生上、お湯の安全性が危ぶまれます。

皆さん、想像してください。

3日前に沸かして保温され続けたお湯を、
普通に飲めますでしょうか?
(2021年7月9日追記)

この観点から、
大半のエコキュートで給湯されたお湯は、
直接飲用することは適しないとされています。
(2021年7月9日表現変更)

しかし、
適切なタンク容量を選べば、

お風呂などの日常的な利用で
ほぼお湯は安全な範囲で使い切られます。
(2021年7月9日追記)

出張や旅行など、
数日間使われていないお湯は特に注意が必要です。

無駄なお湯を沸かさないように
タイマー設定などを調整してください。

室外機から騒音が発生する

エコキュートは
深夜電力を利用するヒートポンプ方式のため、

人が寝静まる夜中に
室外機の稼働音が発生します。

設置には
隣家との距離や部屋の位置などを
考慮する必要があります。

エコキュートを選ぶときの2つのポイント

タンクの容量

エコキュートは、
家族の人数や生活習慣などに合わせて
最適な容量のものを選ぶことが大切です。

湯切れを防ぐためにも、
想定される湯量よりも
少し大きめのタンクを選ぶのをおすすめします。

設置スペース

エコキュートは、
【ヒートポンプ+タンク設備】
の2台を設置するスペースが必要です。

  • キッチンや浴室に近い
  • メンテナンスが容易にできる
  • 稼働音と隣家の関係

を考慮すると、
設置できる場所はおのずと限定されます。

あまりにも狭いと、
理想のタンク容量を設置できない場合もあるので、
注意が必要です。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

【エコキュート・エネファーム・エコジョーズ】

の3機種の中では一番普及している

【エコキュート】についてまとめてみました。

商品選びの参考にしていただければ幸いです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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